【公式】めざせ!ST(言語聴覚士)

言語聴覚士インタビュー

言語聴覚士インタビュー

頼れる仲間がいる環境で自己研鑽に励み、地域から必要とされる言語聴覚士を目指す

青栁則昭 介護老人保健施設 勝田
介護 成人 維持期 在宅リハ 施設リハ 他職種からの転職
青栁則昭

入所者のケアから訪問リハビリまで幅広い介護サービスを担当。介護スタッフや後輩STへの指導も業務のひとつ

私は1都4県に28病院と21の施設を持つ上尾中央医科グループ内のひとつ、介護老人保健施設勝田に勤務しています。
主に失語症、高次脳機能障害、嚥下障害のある方に対し、リハビリを行っています。
施設に入所している方だけでなく、週2回、1日5~6件くらいのペースで訪問リハビリも実施しています。
入所者の方へはリハビリに加え、認知症に対する訓練も行っています。
他にも、介護スタッフの指導やカンファレンスへの参加、食事形態の検討、後輩STとのミーティング、臨床の指導など、幅広い業務に携わっています。

利用者様、ご家族の方の願いを叶えるお手伝いをすることにやりがいを感じる

利用者様やご家族の方から「食べられるようになった」「言葉が出るようになってきた」など、リハビリの成果が出た時にいただく感謝の言葉に達成感を覚えます。
先日も、失語症の方がコロナワクチンの予約についてご家族に説明や希望をうまく伝えられずに困っていらっしゃったのですが、間に入って写真やチラシ、書字などで利用者様の言いたいことを伝えたところ、とても喜んでいただけました。
また、全身状態が悪化して物を嚥下しにくくなった利用者様から、最後にまんじゅうが食べたいと所望されたことがありました。
能力的に困難でしたが、ご家族様もどうしてもということだったので、スタッフ同士で相談し、まんじゅうは無理でも同じあんこのとろみをつけたお汁粉を提供することにしました。利用者様はもちろん、ご家族の方にも大変喜んでいただきました。
このように、利用者様やご家族の方の願いを叶えるお手伝いをすることにやりがいを感じています。

前職に価値を見出せなくなり、兄・姉の勧めもあってやりがいと安定感のある医療の道へ 

もともと私は自動車関係のサラリーマンをしていました。ただ、若者の自動車離れのニュースから業界の将来性を考えていたところ、体調不良も重なって仕事に対する価値観が見出せなくなってしまいました。
そこで放射線技師の兄と養護教諭の姉に相談したところ、やりがいがあって将来的にも安定している医療関係の職を勧められたんです。
当初は正看護師を目指して勉強していましたが、近くにリハビリの専門学校ができると知り、それをきっかけに言語聴覚士について調べたり、学校見学に行ったりしているうちに興味を持つようになりました。
まったくの畑違いからの転職ということで、今思えば人生の大きな岐路となりましたが、今では選んで正解だったと思っています。

利用者様やご家族の方の人生の一部になり、喜びを分かち合えるのはSTならではの魅力

さまざまな利用者様と関わっているので悩むこともありますが、そのぶん結果や成果が出たときには一緒にその喜びを分かち合い、充実感を得ることができます。
前職でもそれなりの充実感はありましたが、感謝されるという点では今の仕事の方が大きいと感じています。
自分の存在が、利用者様やご家族の人生の一部になり、共に悩み、考えながら生活を送るのは、責任重大である一方、とても大きな経験だと思っています。
こうした喜びや達成感は前職では味わえないことなので、現在の仕事ならではの魅力ですね。

より長く言語聴覚士として活躍するために、健康管理の徹底や学ぶ姿勢の維持を欠かさない

言語聴覚士の資格を取得し、今年で12年目、年齢も40代半ばになりました。私は中途転職したので、同じ頃に現役で言語聴覚士になった方々に比べると、やはり体力の衰えを感じずにはいられません。
特に利用者様やスタッフの名前をぱっと思い出せないことがしばしばあり、記憶力の低下を実感しています。
より長く言語聴覚士として活躍し、もっと良いリハビリを利用者様に提供するためには、自己研鑽を続けていくことが必要不可欠です。
同じ経験年数を持つ他の言語聴覚士に負けないよう、定期的に運動したり、十分な睡眠時間を確保したりと、体調管理には気をつけるようにしています。
また、論文を読んだり、勉強会や研修に参加したりして、常に学びの姿勢を忘れないことや、自分の能力を過信せず、確認作業を怠らないことも日々心がけています。
幸い、地域の勉強会や上尾中央医科(AMG)グループ内 での研修会が盛んで、相談できる仲間もいるので、より良い人間関係を構築しながら、自分のウイークポイントを克服していきたいと思っています。

言語聴覚士が活躍できる社会づくりを目指して 豊富な社会経験をもとに、自分ならではの強みを活かしていきたい

今後は自分のウイークポイントを克服しつつ、勤め先はもちろん、地域全体から必要とされる言語聴覚士になりたいと思っています。
具体的には、自分の性格や考え方、社会経験を経て得た知識、コミュニケーションの取り方、組織での動き方など、私だから発揮できるスキルを活かして働いていきたいですね。
8年間の社会経験を武器にして活躍することが、転職を後押ししてくれた家族や友人への恩返しになると思っています。
地域差はあると思いますが、言語聴覚士自体の知名度はまだまだ低く、場所によっては人出が足りていません。
そのせいか、適切な言語聴覚療法を受けられずに困っている方も少なからずいらっしゃいます。
高齢化が進む現代日本において、言語聴覚士のニーズは急速に高まっていくと思いますが、未だに首から上のリハビリがあること自体を知らない方も多いようです。
今後は言語聴覚士の存在をもっと広めて、多くの言語聴覚士が活躍できる社会を構築できるお手伝いもしていきたいですね。

ある一日のスケジュール

Schedule
  • 08:50
    朝礼
  • 09:30~
    申し送り

    今日一日のスケジュールを確認します。

  • 10:00~
    施設内入所者様のリハビリ
  • 11:45~
    ミールラウンド

    入所者様の食事場面の様子を観察します。

  • 12:30~
    休憩
  • 13:30~
    訪問リハビリ

    午後から3名、午前中から関わる場合は多くて6名程度のお宅を訪問します。

  • 17:00~
    事務処理

    カルテの記載や検査の結果等をまとめたり、他職種との打ち合わせを行ったりします。

  • 17:40
    業務終了